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年収2000万円ほしい東方神起ファンの視点から見たいろいろ

アイドルを熱狂的に応援したいなら、最前列なんて取るもんじゃねえ

こじらせ女子界隈で支持されている少年アヤちゃん。
私も例に漏れずアヤちゃんを狂信しています。アヤちゃん天才。アヤちゃん最高。

先日アヤちゃんが、アイドルを他者と認識してしまうとその熱が冷める、と日記に書いていたのですが、まさにその通りだった…とハラオチしたことがあったので今回はそのことについて書きたいと思います。

黄金を抱いて翔べのエキストラで、挙動不審で自信無さげなチャンミンを見かけて以降、チャンミンに狂っていた私ですが、2013年4月27日、TIMEツアーの初日、センターステージ前の最前列(チケット代¥20,000のプレミアム席の中の超神席)でチャンミンを見て以降、狂おしい感情が急速にスッと冷めてしまったのです。なんでだろうとずっと考えていたのですが、アヤちゃんが答えをくれました。

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⁽2011年頃、無精髭を手で隠して逆にキモくなっている上に指のささくれまで発見されてしまうチャンミン)

初日、チャンミンの体調が良くなかったのか、曲の途中に咳き込んでしまうというハプニングがありました。
それ自体はたいした出来事ではないと思うのですが、その後、チャンミンがどうもブチ切れてるように見えてヒヤヒヤしてしまい(TIMEツアーのDVDのドキュメンタリー映像で「最初の4公演は身体が心についていかなくて悔しかった」と言っていたので自分にキレていたんだと思う)

 本当はアヘ顔で東方神起に熱狂していたかったのにチャンミンの怒りを鎮めるために、「チャンミン、そんなに怒らなくても、私たちは何とも思ってないよ」と、私はチャンミンに向けて穏やかな顔を作ってしまったのです。

バカだと思うかもしれないけれど、最前列とはそういう席なのです。演者との関係性が生まれると勘違いしてしまう距離なのです。

この時までの私のチャンミンへの狂おしいほどの熱は、エキストラで見たチャンミンが非常にキモかったことで、自分との共通点を見出して、本当は似ていない部分まで共通点があると感じたり、「チャンミンならこう考えるだろう」みたいに思ったり、チャンミンと自分を過剰に同一視してしまっている状態だったんだと思います。

本当はユノのいやらしいダンスやチャンミンのキモい瞬間を見つけて恍惚としていたかったのに、チャンミンが般若のような顔で踊っているのを見て、何かフォローしなければ、と感じてしまったのです。
今まで一方的に消費の対象としたり、自分の理想を好き勝手に投影したりしていたアイドルが一瞬にして気を遣う対象(=他者)となってしまった瞬間でした。

ライブが終わった瞬間に私が感じていたものは、仕事で客先に訪問した後のような徒労感。¥20,000払ったのに、パフォーマンスのことはほとんど覚えていませんでした。

自分の理想のアイドルの姿だけを見ていたいという人にとって、ベストの席は10列目くらいだと思っています。最前列なんて取るもんじゃねえ!


ところで、中韓には東方神起が現れるところには必ず現れる「大陸バズーカ隊」と呼ばれている子たちがいます。

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「いやいや、最前列にいるんなら肉眼に焼き付けろよ」と思って、この子たちが最前列で一眼を構えている理由がさっぱりわからなかったんですが、今ならわかる気がします。
レンズを通すことで、彼らを他者として認識しなくていい距離を取っているのではないかと…。


ツアー初日でチャンミンへの熱狂が冷めた私は、今度はユノに狂うことになりました。